実写化した「海月姫」や「東京たられば娘」、あと私が知ってる作品でいうと「きせかえユカちゃん」などの作者であり、アニメ化した「となりの関くん」の作者の実姉である東村アキコ先生。
彼女の自伝マンガ「かくかくしかじか」が面白い!!!!
しかしありのままを描かれているゆえに、胸が痛い!!!
というわけで、紹介します。
漫画のシーンはもちろん、実物も見つけたのであわせてご紹介します〜!
てかほぼ私の個人的感想と好きなシーンを敷き詰めてる感じですが……
(ちなみにこのブログを書いてる時点では私は4巻までしか読んでません)
少女漫画家を(ぶっとんだ方向で)夢見る自信過剰な主人公
私も少女漫画家を夢見た時期があるので、これはすごくわかる!!!
この実際の作品wwww この赤裸々さが素晴らしい。
小学生のときって、やたらウインクしてたり手を腰の後ろにやってる絵ばっかり描いてました。わかる。
(最近の小学生ってめっっっっっちゃ絵うまい子多いけどね…pixivで「小学生の本気」タグとかで検索してみましょう)
しかし、この主人公、普通よりもだいぶ夢の見方がぶっとんでます。
妄想とはいえ一条ゆかり先生ってところがリアルwww 有閑倶楽部好きだったなあ…!
この具体的な人生設計wwwww
ちなみに豊川悦司はこの人
個の時点でわかるようにこの主人公、かなりの自信家。
この作品の要である、絵画教室の先生にであったときも…
まぁ当然というか、想像通りボロクソに言われてしまうのですが…笑
大学受験(国公立)を一切勉強せず乗り切る学年ビリ
県内有数の進学校(成績はよくないのに推薦で受かった←モテたくて学級委員をしてたので先生受けが良かった中学時代)に通っていた主人公。
私立大受験は経済的理由なのかNG。
先の夢の通り、美大を受けたい主人公は、
「問題を見ずに、選択肢だけで答えを当てること」に徹します。
それがまさかの大当たり(現在の入試ではこの対策がされているそうです…)。
美大時代の赤裸々な話もおもしろい
大学受験の話もとても面白いけどここでは割合。
コミックエッセイのいいところはやっぱり赤裸々さですよね。
金銭面での赤裸々話はとくに印象的。
てか主人公は国公立なわけだから(だよね?)、これが私大だとほんともうえぐい金額のはず…
多くの人がきっと経験してるはず…高い学費を出してくれた親への懺悔…
美大生に限りません…(ちなみにもちろんちゃんと将来を考えてる美大生もいるだろうことはわかっています by一読者)
就活についても・・・
リアルな厳しさも垣間みれます
これはモブ作品ですが…
主人公のこの状況…
ヒー 専門学生時代に課題まっっったくやらなくて、一度珍しくやってた課題すら間に合わなくて、先生に1日遅れる事を言いにいったら「いいわ!あなたはもう出してくれるだけで嬉しい!」と言われた自分の過去を思い出す…
ほかにもたくさん当事者だから言えることがズバーッ!!!!!と書かれていて、美大生でなくても近い体験がある人はきっと↓こうなります…
日高先生のいい人っぷり!
さて話の要と紹介した絵画教室の先生。この人すっごいスパルタです。竹刀でビシバシ叩くタイプの昭和のスパルタ。
が、もう序盤から、第三者の目で見ていればこの人がいかに「いい人」なのかがひしひしと伝わってきます。もうひしひしと!!!
まぁ私は温室育ちでめっちゃ打たれ弱いので高校生の時分にこの先生の教室にいったらたぶん1日でやめてたけど…
ちゃんとまんべんなく全員を気にかける先生。
一人ひとり、欠かさず名前をよんでる時点で、人情があると私は思うのです。
お茶も一人ひとり名前呼んで手渡してくれる。
ちゃんと年上には敬語使ってるし。かつ差別なく厳しい。
なおこのおじいちゃん(児玉さん)については↓このエピソードがすごくすき
ほんと面倒見がいいです。
余談ですが受験のときも主人公の自意識過剰は遺憾無く発揮されます
ハッピーエンドを望みます!!!!!
さて日高先生についてはじめからほぼ毎回入ってくる「ねえ先生」のアオリ。
なに?このフリ…先生死ぬの?やめてよ??って思いながら見てますが…どうなの?
あと主人公が画家になりたいと信じている先生とのすれ違い(というか主人公が意図的に黙ってるから違ってもないんですが…)が胸が痛い。
この、主人公の若さ故の馬鹿さ…すごくわかる…
ついに漫画を書いてる事を打ち明けたときのこのシーン…もう……
ああああああ〜〜〜〜〜〜 ああああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
せつない。。。。せつないこれ・・・・先生のキラキラした目!!
胸がいたいよねええええええ
実際の作品
さて、最後に作中にでてくる実物をご紹介します〜
エッセイ漫画はこういう楽しみ方もいいよね〜
まず個展とかやってるという真ん中の方。
実物とその作品はこちらで見れます。
そして主人公の絵。作中で先生のおかげで自画像を描き上げた話がありましたが…
これがそうなのかな?
でもこれは卒業制作で、このコマは合評会だから違うのかな?
なんにせよ。すごい。さすがすごい。もし間違ってたらごめんなさい…
あと作中に出てくる漫画家、はるな檸檬さん
…の漫画ZUCCA×ZUCAはこちら。さすが宝塚好き。
東村アキコさんとの対談もやってます。
…と、キリがなくなったのでここらへんで〜
とてもおもしろい、お勧めの漫画です〜!
最後にこちらも紹介しておわり!