【画像大量】壮絶!「親なるもの 断崖」第1部紹介
広告でよく見かけてた「親なるもの 断崖」。
待ち望んでたRenta!での配信と、書籍も新装版が出たということで、読んでみました!
もう、思った異常に壮絶でした。ショッキングな描写が多すぎます。それでも、それぞれが強く強く生きる様にほんとに心を打たれた。
広告では「女郎の話」ということしかわからなかったけど、全然それだけじゃない。さらに第2部では第二次世界大戦が始まります。
印象的なシーンを切り取ってたら50枚くらいになってしまったので、ちょっとかいつまみつつご紹介します。
※第2部は別記事にしました
ネタバレに敏感な方はご注意ください。
↓Renta!でサンプルが読めるので、そっちで見てみる方が良いと思います。Renta!とKindleの取り扱いがなくなってました…古本を探すしかなさそうです。
親なるもの 断崖 第1部
4人の少女が身売りされるところから始まる
3人の器量のいい少女と、1人だけ器量の悪い道子。
武子とお梅は、器量の良さから将来の芸妓として期待されます。
道子は下働き…
なお松恵は器量がよくても歳が歳(16歳)なので即女郎にされることに。
そして、そのショックで首を吊ります。
姉の無惨な死を受けて、妹のお梅は自ら女郎の道へ。
女将にも内緒で勝手に女郎デビュー。その後「富士楼」でも随一の女郎になります。
お梅と道子
同い年のお梅と道子。
自ら女郎になったお梅ですが、道子もまた、自ら女郎を望みます。
そして「大衆便所」と呼ばれるタコ部屋で女郎になる道子。
道子の最期・・・道子のやさしさと境遇を思うと泣けます。
見るに堪え難い残酷シーン
女性…特に出産を経験した私には見るに耐えないシーンがたくさんでてきます。
本当にショッキングな描写がたくさんありますが、自分の祖父母がもう産まれてる時代にあった出来事…作品自体はフィクションとはいえ、目をそらしてはいけない現実だと思います。
景色を見ていただけで逃亡かと思われ拷問を受けるお梅
貧困から、産まれたばかりの子を置いて(もしかしたら亡くなって?)女郎をする女性と、その母乳で飢えを満たそうとする女郎仲間
身体を売っても全く借金が減らないのは、ウシジマくんとかでも見た事があるなぁ…
出産シーンはほんとに見るに耐えません…
体裁のために産まれた子をその場で殺される九条(武子)
お梅の出産シーンもきつい
このときは死産ですが、お梅はこの次の日から即また客をとらされます。
出産を経験した自分からすると、それがもうどれだけ惨い事か・・・
出産は、身体への負担で言うと交通事故にあったくらいの衝撃があるそうです。
武子(芸名:九条)
武子は富士楼どころか室蘭一、はては日本国一と呼ばれる芸妓になります。
その厳しく辛く苦しい下積み時代も少しですが描かれます。
女将の「あたしが育てた」というセリフは随所で出てきます。
女将の九条に対する思い入れは尋常でなく、本当に全身全霊をかけ、九条を育てて来たというのが読む毎に伝わります。
でも、九条はずっと、女将を裏切り、女将の「富士楼」をのっとる事を考えていました。
そしてそれは、満を持して達成されます。
お梅の子供の話
色々あり、お梅は結婚することになります。
そしてそのお梅に武子がかけた言葉が「女を産め」。
長くなったので第2部は記事をわけます・・・・
あと印象に残ったシーンだけ少しご紹介。
この人は本当不憫です・・・