新生存率0%地下鉄からの脱出「視線の先にあるもの」ランキング特典ストーリーネタバレ
新生存率0%地下鉄からの脱出「視線の先にあるもの」の各ランキング特典のネタバレを公開します!
早期クリアと10万解決力特典はこちら。記事が長くなりすぎたので分けました。
「視線の先にあるもの」本編はこちら。
ランキング3000位以内特典ストーリー「普通という仮面」
地下鉄事件で最初に電車から落ちた、千里のストーリーです。
若干地下鉄の千里ストーリーのネタバレになる可能性もあります…が、千里ストーリー未プレイの方もプレイしているわけだし、気にする必要はないかと思います。
宇津木が「関東女性連続殺人事件」の犯人として逮捕されたニュース。
千里は「本当にシリアルキラーだったのね…」と驚く。
当時の記憶が鮮明に蘇ってきた。
話は千里のニューヨーク留学初日。
空港で迷った千里は宇津木に出会う。
近くのカフェで話をはずませ(といっても内容は暗い)、その後電車でホテルまで送ってもらうことになる。
…こう書くとホイホイ知らん男について行くなよ!と思うのですが、海外で出会うと日本人ていうだけで安心できるんですよね。千里も一応は警戒しつつです。
千里と宇津木の会話のなかで、二人とも家族がおらず孤独な身であることを知る。
しかし千里は家族は大切な存在であり今も感謝しているが、宇津木はそうではないという。とくに母親に関しては、暗い思い出しかないようだ。
駅で電車を待つ間、宇津木は話を続けた。
宇津木の母親が亡くなった原因は、殺人だという。同情し共感しかけた千里だが、宇津木から次に出た言葉は「俺は人殺しなんだ」。
連続殺人犯のことを「シリアルキラー」という。
宇津木曰く、そういった者は、幼少時に虐待を受けたり、先天的に罪悪感が欠如していたり、普通ではない性癖を持っていたり…手口が毎回同じだったり、被害者の傾向が似ている等という特徴があるという。
「それで、地下鉄事件はどうだったんだい?」
口に特徴があったため、そういう意味では、共通する部分があると、宇津木は一人うなずく。
理解できないと怪訝な顔をする千里に、「あれは連続殺人じゃないもんな。大量殺人だ。大量だが無差別殺人ではなかったんだろう?」と興味津々の宇津木。
返事をする気力も失せる千里に、なおも宇津木は続ける。
「俺は女の目を意識しすぎると、自分自身の制御ができない。母親の目を思い出したとき、母と同じような目をした女を見たとき…」
しかし外国人の目は明らかに違う。だから何事もなかった、とも。
でも目の前にいる千里は日本人女性。
千里に近づく宇津木。その目には生気がない。表情もない。
千里はホームの端に追いやられる。獣のようにとびかかる宇津木。
ホームの内側に飛び退く千里。宇津木はそのままホームから足を踏み外し、転落した。
宇津木は横たわったまま動かない。まわりに人はおらず、助けも呼べない。
千里はお人好しにも、宇津木を助けようと線路へ降りた。
そこに感じる電車の振動。
全力で宇津木をホーム下の隙間に押し込み、自分もその横へ飛び込む。
間一髪。
いつのまにか目を覚ましていた宇津木は、苦笑いしていた。
「俺を助けた揚句殺されたら、どうするつもりなんだ?」
「あなたなんかに、私が殺せるワケないじゃない」
そう言う千里に、宇津木は強運と鈍感さを兼ね備えているとの褒め言葉を言う。
「不思議と、キミの目は怖くない。10年前に、会っていたかったな。話せる人がいたら、あんなことは始めなかったかもしれない」
そういって、宇津木は立ち去った。
後日、千里の下宿先に、宇津木から小切手とライバル劇団のチケット(千里は女優志望)、そして小さな万華鏡が届いた。
なぜ宇津木が千里の下宿先を知ったのかは…わからない。
ランキング10000位以内特典ストーリー「最後の仕事」
今回はなんとハンゾウこと空き巣の服部の視点です。
服部はプロの空き巣として、人間やペットを傷つけないと決めていた。
現金や装飾品とちがって、命は替えがきかない。ケガもどんな後遺症が残るかわからない。罪が重くなるのもよろしくない。
ある盗みを終えた日、近くで殺人がおきたことを服部はしらなかった。
しかし、道行くあるサラリーマンに服部は違和感を覚える。服部は自らの経験から「何か」をやりそうなやつはパッと見てわかるようになっていた。
この男(多田圭太)とは、なにかしら縁があるようで、とあるマンションに盗みに入ろうとした時も鉢合わせ、追いかけられた。しかし、追いかけられる理由はわからなかった。
服部は声帯をやられていて声が出せない。その反面、鼻はよく利いた。
あるマンションで、高そうな香水の匂いに気づいた。香水の持ち主は親が金持ちなのだろうと、匂いを頼りに部屋を見つけた。
その部屋の主は華純。つけていた香水は、多田があげたもの(正確にいえば宇津木が多田にあげたもの)だ。
盗みに入ろうとカギを開けたとき、足音に気づいて逃げた。
服部はこういうとき、稼ぎ損ねたとは思わないようにしている。
昔ムショ仲間の「マツ」に、空き巣に入った先で家主に出くわし、バットでめった打ちにされた話を聞いたことがあるからだ。
ちなみにその家主は警察に「襲われて仕方なく反撃し、気づいたら泥棒が倒れていた」と説明したらしい。
次の日、服部はニュースで、自分が盗みに入ろうとした先の女が殺されたことを知る。
昨晩に聞いた足音を思い出す。その足音の主が犯人なのか。自分がカギを開けたから殺されてしまったのか?
何度か目撃した男(多田)のことを思い出す。
気になって仕方なくなり、少し危険だが、女の通夜をやっている寺に行ってみることにした。通夜帰りの多田には連れが一人と、そして、多田も容疑者なのだろう、その後ろに刑事が2人いた。
多田は服部を見つけ、連れと刑事に報告。服部はあわてて逃げた。
次の日、顔見知りの刑事に声をかけられた。
なにもしていないと身振りで伝えるが、刑事は「逮捕に来たわけじゃない。とにかく話を聞かせてほしい」という。
その刑事は服部が殺しをしないことは知っていた。しかし、殺人事件の捜査をする刑事は部署が違うため、現場に残った痕跡から、服部を疑っているという。服部は刑事に協力することにした。
多田圭太は、知れば知る程ごく平凡な男に見える。警察も一時期はマークしていたものの、今はやや主たる容疑者候補からは外れているらしい。
服部も多田のゴミを漁ったり、深入りしない程度に尾行したりした。
ある日、多田が華純の相手(西村)に追いかけられていた。後を追って路地裏に入ったところ、西村は近くにいたホームレスを蹴りつけた後、服部に向かってきた。
背格好が似ている多田と見間違えたらしい。とばっちりに腹を立てつつ、数分で西村を捲いた。
服部は多田を調べるだけでは生活ができない。しかし本職の空き巣に出ているときに限って例の殺人事件が起きる。すると警察も服部をマークするのだ。
冗談じゃない。服部は多田を脅すことにした。多田が犯人とは限らないが。
服部は多田の家に忍び込み、「オマエをみはッティる」との書き置きを残した。
その効果かはわからないが、しばらく殺人はおきなかった。
後日、多田のゴミを漁っていた服部は、宇津木から多田に送られた宅配便を見つける。宇津木は例の殺人事件の犯人として自首し、獄中で自殺した男だ。
服部は差出人の住所である貸倉庫へ向かうことにした。しかし、多田も同じタイミングで同じ場所を訪れていた。
服部は怒鳴る多田にスプレーをふりかけて逃走。
貸倉庫に殺人鬼のどんな宝が眠っているのか興味があったが、侵入は失敗した。
ひとまず諦めようとしたとき、華純のマンションで嗅いだ香水の匂いに気づく。たどっていった先は、とあるマンション…舞花の部屋だった。
殺しのターゲットにこれをつけさせているのか?お節介を焼く必要はないが、殺人を黙って見ているのも目覚めが悪い。散々悩んだ末、舞花の家に警告を残そうとした。
しかし一足遅く、ガシャーンという音と、舞花の悲鳴が聞こえた。
慌ててかけつけた服部に対し、舞花は怯えて拒絶し多田と逃げた。少し傷つく服部。とりあえず2人が乗ったタクシーを追う。
なんとか追いついた先で、多田に飛びかかる。舞花には逃げるよう身振りで合図する。
これで舞花は助かるだろうと思ったが、横からの攻撃と、その後刃の攻撃を受けてしまう。
舞花はこれから自分が殺されることに気づいていないらしい。
助ける義理はないが、なんでもかんでも自分になすりつけられても困る。
立ち上がろうとするが、傷が焼けるように痛む。そこで近づく複数人の足音。その場から動けず、逃げも隠れもできない。
現れたのは、多田とよく一緒にいた里中ゆずるだった。一緒にいた安住が「舞花をどこにやった!?」とつかみかかる。ケガに気づき、それをとめるゆずる。
服部は、身振り手振りで声がだせないことと、多田と舞花の居場所を伝える。
二人を案内し、開けてくれと叫ぶ安住にあきれながら仕事道具でカギをあける服部。
最後の最後で「世のため人のため」になるなんて、なんだか気恥ずかしい。
そして、老いて傷ついた身体は、限界を迎えた。
って えーーーーーーーーー服部死んだんかい!!それで終わり?
多田も服部も死んで終わるのか…
なんか、唐突。 最後っていうので、ん?とは思ったけど。
ていうか多田がもちろん刺したんだよね。刃の攻撃とかあったし。
でも特典イラストでも血がついた描写とかなかっt うーんいろいろ荒削りな印象。
宇津木が千里の下宿先を知ってたのは、まぁ、謎のままおいておいても私は良いと思うけど、なぜ自殺したのかとか、多田は自分の犯したことをそうと気づいてなかったけど、部分的な記憶喪失とかなの?また多重人格なの?とか。被害者女性についての共通点も、よくわからなかった…
私の読解力が足りないのかな?
まぁでもおもしろかったです。次も楽しみにしてます〜